2015年05月

ツバメノートを40冊まとめ買いしました。おそらく2年分くらいです。



20代の頃、手帳に凝ったことがあります。「いい手帳」を求めて様々な手帳を試しました。そして「いい手帳」とはどんな手帳なのかを定義し、それを満たす自作の手帳を作りました。

服に凝ったときも、メガネに凝ったときも、カバンに凝ったときも同じで、散々いろいろ試して、最後はオーダーメイドに到りました。そこまでいくと一気にこだわりが消えて、メジャーな定番商品で十二分に満足するようになりました。現在は、服はユニクロ、メガネは格安メガネ、カバンは990円のものを使っています。

ノートもいろいろ試しましたが、今はツバメノートを使っています。目だった特徴はない製品ですが、安価で、良質です。どこにでも売っているので出先でもさっと買える点もメリットです。新製品にもよいものがたくさんあるのですが、廃盤になると困ります。その点ツバメノートなら安心です。

ツバメノートで最も基本的なモデルは「W30S」(W3001)です。B5 30枚 普通罫(=A罫 =8mm罫)という仕様です。僕が使っているのは、それの細罫(=B罫 =6mm罫)で「中細30S」(W3002)というものです(「W30S細」と表記される場合もあります)。
B罫を使うのは、万年筆の太さの関係で常に1行おきに書くため、6mm罫に少しはみ出す位に書くと丁度よいのです。

一般的なノートの罫線は通常オフセット印刷されていますが、ツバメノートの罫線は、ペンのついた機械で線を引く「罫引き」という手法で書かれています。罫引きのインクは水性で、万年筆のインクとよく馴染んではじきません。これが万年筆ユーザから愛される大きな理由となっています。一時、罫引きの職人さんが病気になってしまい、ツバメノートもオフセット印刷になったことがあったのですが、現在は罫引きに戻っています。現在は若い職人さんを育てたり、新しい技術の研究などをしているそうなので、これからも安心してツバメノートを使っていくことができそうです。
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